作詞・作曲:長谷川都
編曲:高浪敬太郎 / 長谷川都
あいのくに
(TBS系テレビ「どうぶつ奇想天外!」エンディングテーマ /
CBC「キャラバンサライ」イメージソング)
2005.12.21 released VPCC-81527 ¥3,000(tax in)
ミヤコショップ amazon01. あいのくに
こんな「くに」があったら良いなと思います。一番近くにいてくれる人を大事にしたい。人はそれぞれひとりです。けれど、ひとりとひとりが 素敵にこころを合わせたら、ふたりでひとつになれるかも知れませんね。
02. 風まかせ
はっきり言って世の中思い通りにならないことだらけの気がします。しんどいこと、無慈悲なこと、悔しいこと。でもだからこそ、嬉しいとか 幸せと感じる気持ちがたくさんになると思う。いろいろあるけどただシンプルに、大好きな人がそこにいてくれたらそれでいいや。
03. 満ちてゆく
26歳の誕生日を迎える瞬間に紡いでいた、7枚目のシングル。今の環境へと導いてくれた大切な曲です。出逢いとはほんとうに素晴らしく、奇跡ですね。歩んできた道のりは、これからゆく道のりを築くものなのだなあと思います。今回はアルバム用に弦を新録することができました。嬉しい。
04. ミルク 〜jazz version〜
5年前、この曲を初めてのCDとして世に送り出しました。右も左も上も下も良きも悪きもわからずに始まった歌の活動でしたが、いつしか時を経て、くっきりした自分の音楽性の輪郭が見えてきました。今は右と左がすこし解ります。今、この曲をより自分のものにできていると確かに思い、今回ライヴで重ねてきたアレンジで再収録することにしました。CD化して欲しいとたくさんのお声をいただき、ありがとう。
05. だから僕は髪を切る
二年前のとある夜、長く伸ばしていた髪を衝動的にばっさり自ら切ってしまった時に、泣きながらできた曲です。髪は女の命。これからは大切にしてあげることにします。ずるさと清さの交わる自己への嫌悪、無情感をうたいました。せめて音には明るさを、と工夫を凝らした三拍子が素敵です。
06. さよならエスプレッソ
パリを旅した時に、早朝のカフェで生まれた曲。歌詞もメロディも、頭のなかで20分ほどで完成、スピーディな仕上がりでした。店員さんがチョコクロワッサンをおまけにつけてくれた、美味しい、でも少し切ない朝でした。過ぎ去った恋は美しくこころの宝箱にしまいましょう。
07. 月のうさぎ
月にはうさぎが住んでいると今も信じています。自分の進むべき道に迷ったとき、月に問います。何が正解でどれが不正解ではなく、自分がこれだと思えたこと、それが一番の真実だと、月のうさぎは教えてくれました。とてもとても美しい曲です。今回の録音開始直前に生まれ、強い希望で収録が決まりました。
08. 故郷の空
わたしは転勤族の子供で、ふるさとがありません。昔から、里帰りをする友がうらやましかった。帰る場所はいつも自分がその時にいた場所でした。今わたしの居場所は東京です。こころが帰る場所をみつけたわたしは、もう寂しくありません。
09. Fuzzy peach
この曲が生まれてこの方足掛け8年、やっと日の目をみる運びとなりました。ライヴではたくさんたくさん歌い続けてきた愛おしい曲。Fuzzy peachとは、12年間愛用している桃の香水の名前で(fuzzy=曖昧)、手探りしながらも、確かな何かを掴みたいとゆう思いで完成させた名曲です。
これを聴いて一緒に盛り上がりましょう。
10. 今は昔
ずっとお世話になっているライヴハウス、江古田マーキーにある古い古いエレクトリックピアノ(勝手に命名「のり江」)に捧げるノスタルジックな曲です。
とても癖の強いピアノなので仲良しになるまでずいぶん時間がかかりました。わたしと「のり江」は、まるでおにぎりを作る際の炊きたてご飯と海苔のような関係。しだいにしっとりとなじんで互いになくてはならぬ存在なのです。恋するふたりをイメージしました。弦とのマッチングが素晴らしいです。
11. おんなじ空の下
アルバムのタイトルにもなっている、毎月の弾き語りワンマンライヴ「歌種」のなかで、アンコールをいただいて即興で、お客さんと一緒に歌ったかけら。それが立派にひとつの曲になりました。あの日あの時だけの思い出がこうして育ってCDになることは、ちょっと言葉にならない感動があります。ただ、ただ、見守ってくださるみなさまに、ありがとう。